スティーブ・ジョブズを育てる!?

新聞を読んでいたら、総務省が次世代のスティーブ・ジョブズを育てることにしたとありました。
ITで奇抜なアイデアを元にこれから起業する人達の中から今年度10人選んで、1人当たり300万円あげるそうです。《奇抜なアイデア》を元にした会社なので失敗しても問題にしないとのことです。

 

新聞ではユニークな取り組みを好意的に評価していました。しかし、霞ヶ関のお役人にスティーブ・ジョブズを育てられるんでしょうかねぇ?

 

そもそも、今の日本に10年後にアップルみたいな会社を作ることになる若者がいたとして、総務省に出かけて、煩雑な申請をしてまで300万円受け取りになんか行くでしょうか?私が思うに、そんな若者は勝手にどこかのガレージで、まだ世に出ていない何かを夢中で組み立てていると思います。

 

また、もしも20代のスティーブ・ジョブズ総務省へ申請に行くとしたら、Tシャツにジーパン、スニーカーなんて服装で出かけていきそうな気がします。そんな若者を頭の固い役人が採用するとはとても思えません。きっと、スーツにネクタイをしめた外見だけは小綺麗で中身はただの変わった人に300万円渡してお終いです。

 

だいたい、時代錯誤なんですよ。

焼け野原だった終戦直後や高度成長期なら、お金が無い民間に代わって国策で新しい産業を興すということにも意味があったのですが、今は民間にお金がたっぷりとあって有望な貸出先を必死に探している時代です。将来お金を生み出しそうな《奇抜なアイデア》なら投資家が放っておきません。財源が潤沢にあるわけじゃないんだから国の役人は民間でできないことだけに専念するべきです。

 

まったく、こういった馬鹿げたことに大事な税金を使って欲しくないと思いませんか?