地方が衰退する意外な理由

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地方の国立大学で、地方活性化について研究していた先生が、活性化がうまくいかない理由について書いている文書を読んで面白かったので、要約して紹介します。

 

地方には老人しかいません。そのため、活性化のために街へ入っていくと必然的に老人と交流することになります。老人を説得できなければ、街の活性化はできないのですが、彼らの反応から先生は以下のようなことを感じました。

 

①プライドが高い
老人には、この年になるまで世間の荒波を乗り越えてきた、というプライドがあります。知らない若者がやって来て、「活性化する方法を教えてあげます」と持ち掛けても、彼らは「何言ってやがる、若造が!」と思います。

 

②お金持ち
高度経済成長期を生きてきた彼らは、現役時代にそれなりの収入がありました。また、そのお金を何も考えずに銀行に預金するだけで10年で2倍になったので、それなりのお金を持っています。お金のために、あくせくする必要はありません。

 

③静かな暮らしを続けたい
行政や、その意向をくんだ大学の先生が、「街をにぎやかにしてあげます」と言ってくれても、そもそも、彼らはそれを望んでいません。静かに、平穏に暮らしているのに、見ず知らずの若造がやってきて、騒がしくされたら迷惑なのです。彼らが望んでいるのは現状維持です。

 

こんな感じで、先生の働きかけはすべて失敗に終わったそうです。

 

これを読んで私は、地方で暮らしている人たちにとって【地方活性化】なんてものは、ありがた迷惑なお節介なんじゃないかと思うようになりました。