Eテレで、誰でも3百円払えば一日中過ごしても良い一軒家、【ひとのま】を紹介していました。
そこには、様々な事情で不登校になった子供や、病気やリストラで居場所を失った大人が集まっていました。
主催者は福祉のプロではありません。集まって来る人たちに解決策を提示したりしません。来訪者と雑談するだけです。ときに、金銭的な援助をしたり、行政の窓口まで付き添ったりしますが、番組中に問題がスッキリ解決するような場面はありませんでした。
遠藤周作さんの【沈黙】という本があります。「愛とは何か」をテーマにした作品ですが、主催者に遠藤周作さんの考える「愛」と同じものを感じました。それは、
【困っている人といつまでも寄り添う】
ということです。
困っている人にとって、孤独ってホントにつらいんです。
私は無職です。無職になるとひきこもりのような生活になります。貧乏なので、お金がかかるコミュニティに参加できません。就活しましたが、40歳を過ぎての就活はとても厳しいものでした。認知症の母の介護もしています。だから、【ひとのま】のような寂しいときにフラッと寄れる施設が私の住む街にもあったらイイのにな、と心から思いました。
↓【ひとのま】のホームページです。
http://hitonoma.net/