私は毎朝、テレビ東京で経済ニュースばかり流している番組を見ています。
すると、現在、東京晴海で建設中のオリンピック選手村を扱いました。選手村はオリンピック終了後にリホームしてマンションとして売り出され、学校、ショッピングモール、病院などもあわせて建設し、晴海地区だけで生活が完結できる環境を整え、1万数千人が暮らすエリアに生まれ変わるそうです。
しかし、都心部の新築マンションに比べると少し安い価格設定になっているそうで、その理由は最寄り駅まで徒歩20分という不便さにありました。私の住んでいる家も最寄り駅まで徒歩20分なので、
「えっ、最寄り駅まで徒歩20分というのは不便なの?」
と意外だったのですが、銀座でショッピングを楽しまれているお金持ちそうな女性たちに、このことについて質問すると、
「あんな交通の便が悪い所に住むのは嫌」
とか、
「通勤のことを考えると、毎日往復40分歩かされるのは考えちゃうわね」
などの否定的な意見ばかりでした。
まぁ、売り出し価格の最低が5千万円からだったので、貧乏人にこの件について質問しても意味がありません。そこで、お金持ちの意見を聞いたのでしょう。しかし、私はこのことで都心部のマンションの値段の付け方よりも、【お金持ちは歩かない】、という事実に強い関心を持ちました。