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今年のノーベル平和賞について思うこと

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今年のノーベル平和賞チュニジアの国民対話カルテットに与えられました。

 

このニュースを知って、私は

 

「欧米の民主主義を信仰するエリートたちは、【アラブの春】の失敗を認められないんだなぁ。」

 

と思いました。

 

米国や西欧諸国は、【アラブの春】で北アフリカや中東で民主化運動が高まったときに、経済制裁や軍事介入をして、独裁政権を倒しました。その結果、現在、西欧では難民問題に頭を悩ませているわけですが、そもそも、なんでこんなことになったかは考えないことにしたんでしょうね。

 

『平和って何?』

 

って質問は、10人の人に質問したら、10通りの答えが返ってきそうだけど、私の答えは、

 

《秩序ある社会》

 

です。だって、真面目に働いた成果を無法者に暴力で根こそぎ奪われるような社会で、労働意欲なんて湧かないでしょ?真面目な人が馬鹿を見る社会では経済は発展しません。

 

安全保障っていうと、

 

『戦争のこと?』

 

って思われる人が多いけど、正しくは国家が国民に最低限提供しなければならない公共サービスのことで、以下の3つのことを指します。

 

①治安の維持
②食料の安定供給
③エネルギーの安定供給

 

これら3つを国民に提供できれば、その国で暮らす大衆にとっては、統治体制が独裁主義でも、民主主義でも、どうでもいいことなんです。

 

日本では当たり前に思えることも世界ではそうではありません。
・ゴミを平気で道路に捨てる人たちが暮らす国。
・行列に割り込んで平気な人たちが暮らす国。
・能力よりも血縁が重視される国。
・賄賂が公然と行われる国。
・快適な生活よりも宗教の戒律を優先させる人々が暮らす国。
他にも色んな国があります。

 

学者や思想家は理想と夢を口にしていればイイのですが、政治は力であり、現実です。政治家は第一に現実について考えなければなりません。ある地域に暮らす人々にあった統治方法で秩序と安全保障を確立できれば、結局は大衆も幸せになるはずなのです。なにも民主主義にこだわる必要はありません。今回のノーベル平和賞で、欧米人たちがアラブの春の失敗から何も学んでいないんだなぁと思い、とても残念な気持ちになりました。

 

これからも、欧米諸国が世界で民主主義を無理に押し付け続けるならば、世界の混迷はより深まっていくと思います。