うつ病、無職の雑記帳

孤独です。しあわせになりたい。

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

高杉さん家のおべんとう 10巻

柳原望、メディアファクトリー☆☆☆新刊が出るのを楽しみにしている漫画が一つ完結してしまいました。 久留里が成長して、高杉クンが久留里を保護する対象として見るのではなく、一人の女性として見るようになって、奇妙な同居生活もいつかは終わるんだろうな…

セミの抜け殻

散歩コースにセミの抜け殻がありました。接写したところ、思いがけず、カッコイイ写真が撮れました。 私は 「ナウシカに出て来るオームの抜け殻みたい。」 と思ったのですが、どうですか? 私はセミの鳴き声がすると、【素数ゼミ】のことを思い出すんですよ…

日曜日のアイスクリームが溶けるまで

清水マリコ、小学館☆☆☆人は誰でも辛い現実を少しの間忘れるために、趣味に没頭したり、お酒を飲んだりします。この物語の主人公である蓮見京子(26)は、それらの代わりに妄想することで気を紛らわしています。 自分のことを後回しに考えるクセのある京子…

月の国旗

砂漠を持つ国の国旗には月がデザインされたものがあります。 こんな猛暑日が続くと、砂漠で暮らす人の気持ちが分かりますね。太陽が西の地平へ沈むと、 「やっと一日終わった。」 と「ホッ」としますもん。きっと、砂漠で暮らす人たちは灼熱の太陽光よりも月…

海の見える街

畑野智美、講談社☆☆☆海に面した地方都市で暮らす、31歳の男性2名と25歳の女性2名の物語です。 4名は市民センターの中にある図書館と児童館で一緒に働いています。この本は4つの章からなっていて、4名がそれぞれの章の主人公になっています。 こうい…

ヘクソカズラ

暑いですね。私の暮らす町でも、梅雨が明けてからは猛暑日が続いています。夏が苦手なので、普段にもまして家でグッタリしています。 有川浩さんの書かれたベタ甘恋愛小説【植物図鑑】に登場するヘクソカズラの花が、散歩コースで咲いていました。 【植物図…

ヘタな人生論より徒然草

荻野文子、河出文庫☆☆☆何百年も昔の人が、自分と同じようなことを考えていたのが分かると嬉しく思うのは私だけでしょうか? ご承知のとおり、《徒然草》は、1330年ごろに出家僧・吉田兼好によって書かれた随筆です。俗世を嫌って、出家したお坊さんが書…

海色の午後

唯川恵、集英社文庫☆☆☆最先端の技術を身につけて男と変わらずに働き、恋はするけれど精神的に男に依存することはない、そんな自立したカッコイイ女性が主人公の物語です。 主人公の野口遙子はコンピューターのシステムエンジニアをしながら、海の見えるマン…

左京区七夕通東入ル

瀧羽麻子、小学館☆☆☆京都大学と思しき大学に通う、文学部4回生の女子大生、花が主人公の恋愛小説です。 花はお洒落と楽しいことが大好き、学校の勉強は卒業できればいいや、くらいな感じでキャンパスライフを謳歌しています。 そんな花に出会いが訪れます。…

星が吸う水

村田沙耶香、講談社☆☆☆アラサー女子の性の悩みや思いが全編にわたって書かれた本です。なので、 「生々しい、SEXの話は苦手だ」 という方は読むのを止めた方がイイと思います。 かと言って、官能小説ではないので、そっち方面を期待して読むこともお勧め…

文化の香り

家から自転車で20分くらいのところに、偏差値が70もある公立の女子高があります。そこで、文化祭が行われていたので、行ってきました。 「やっぱり、偏差値70は違うなぁ~」 と感心しきりでした。文化部の活動が盛んで、きちんと文化の香りがするので…

くるくるコンパス

越谷オサム、ポプラ社☆☆☆東京駅で中年の男性(カズト)が、これから修学旅行へ出かけようとしている中学生たちを眺めがら、物思いにふけっている場面から物語が始まります。 この物語はそんなカズトがまだ中学生で、新幹線の0系やファミコンが現役だったこ…

仮病

もお、十年以上会っていない高校時代の友人Aからメールで、 「会って食事でもしませんか。」 と誘われました。 Aは高校時代にいつも一緒に行動していた友人で、卒業して別々の大学に進学してからも二人が学生だったあいだは、たびたび会って遊んでいました…

空色の地図

梨屋アリエ、金の星社☆☆☆ある日突然、中学3年生の初音のもとに、差出人のわからない封書が届きます。中には、8歳の夏休みに未来の自分に宛てて書いた手紙が入っていました。 あれから6年もたった今になって、『なぜ届いたのだろう?』と考える初音。あの…

もったいない話

役所で働いていたころの友人からグチメールが届きました。 日本年金機構の情報漏えい事件をうけて、職場の情報セキュリティー強化に努めなければならないそうです。 友人は現在、職員数約70名の独立行政法人のコンピューターセキュリティー責任者なのです…

強運の持ち主

瀬尾まいこ、文春文庫☆☆☆主人公のルイーズ吉田(本名、吉田幸子)は何をやっても長続きしない性格です。短大を卒業して事務用品を扱う会社の営業になったものの、上司と喧嘩して半年で辞めてしまいました。貯金もないので、すぐに仕事探しを始めたところ、占…