うつ病、無職の雑記帳

孤独です。しあわせになりたい。

働かないの れんげ荘物語

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群ようこ角川春樹事務所
☆☆☆
私はたいへん面白く読ませてもらった《れんげ荘》なのですが、無職小説なんて流行らないだろうと思っていたら、なんと第二弾が出版されていました。

 

早速、手に入れて読みました。

 

『面白い!』

 

の一言につきます。《れんげ荘》を読んで面白いと感じた方はぜひとも読むべきです。

 

会社勤めが心底嫌になって無職になったキョウコは48歳になってもまだれんげ荘で暮らしています。大きな地震に見舞われたり、もっと税金を払ってもらうために就職を勧めてくる役所とやり合ったり、空いている部屋にまるでモデルのような美人が引っ越してきたリ、生活に潤いが無いと悩んだり、すっかりキョウコのファンになってしまった私は夢中で読んでしまいました。

 

自然災害にあうとか、寿命がくるとかについては【仕方がない】と諦めているところや、高収入を得ていたころに高価な衣服を身に着けていても心が満たされなかったこと、世の中には生まれつき根性が悪くて他人の足を引っ張る人もいると思っていることなど、キョウコの価値観が私とあまりにピッタリなので、その箇所には赤線を引きながら読んだほどです。

 

サラリーマン生活が辛くて、すべて投げ出したいと考えている人にお勧めの一冊です。《れんげ荘》から読まないと内容が分からないので、興味を持たれた方は第一弾の《れんげ荘》から読み始めて下さい。