私の部屋にはエアコンがありません。ですから、夏の間はずっと汗をダラダラ流しながら部屋で横になっています。
なかでも悩ましいのは、就寝するときです。もともと寝つきが悪く、睡眠薬に頼っているような人間なのに、蒸し暑い部屋ではなおさら眠ることができません。ですから、秋の到来を待ち望んでいます。
就寝する時間に室温が27℃になっていれば快適に眠ることができるので、私は勝手に秋を以下のように定義して、観測を始めました。
★秋とは
20時の窓を開け放った私の部屋の室温が、三日間連続して27℃未満になった日のこと。
7月の中旬に梅雨が明けて、例年通り暑い夏がはじまりました。私が住むさいたま市では最高気温35℃を記録する日が続きました。
ところが、8月12日になって北海道の北から冷たい高気圧が南下してきて、太平洋高気圧と本州上空で押し合いをはじめました。そのせいで、九州から東北にかけて停滞前線が発生して、さいたま市の気温は急降下しました。
おかげでこんなに早く、夏の終息宣言を出すことになりました。
毎年、この観測を続けていたので、過去三年間の終息宣言を出した日を調べてみたら、下記のようになってました。
2018年 → 9月13日
2019年 → 9月14日
2020年 → 9月14日
いつもより、一か月も早い!!!
世界中の偉い学者が、人間の活動が気候に影響を与えていると警鐘を鳴らしてますが、こんな形で実感するとは!
温暖化が進むと、気候が極端になるそうです。熱波、寒波、大雨、乾燥化などなど。頭のイイ人が早く環境にやさしいエネルギーを発明してくれるとよいですね。
素直に喜べませんが、私が決めた秋の定義を満たしたので、今夜から秋です。よって、ここに宣言します。私が住むさいたま市の夏は終わりました。
折れ線グラフは、私の部屋の20時の室温の観測記録です。