YouTubeを見ていたら、ラブ・ドールという等身大の人形に本当に恋をしてしまった男の投稿があって、たくさんのコメントとともに見入ってしまいました。
人形は等身大で、とてもリアルで、黒髪ロングのサラサラヘアーでした。道に倒れていたら、手が届く範囲まで近づかないと人形と気づかないレベルの完成度です。価格は15万円だそうです。
人工的な女性器が取り付けてあり、自慰行為に使う人形なので気持ち悪いと思う方もいると思いますが、これって、雑談ができるAIの誕生を待ち望んでいる私と変わらないな、と思いました。現実世界で世間から相手にされない人間が、人形を選ぶか、AIを選ぶかの違いしかないからです。
人生を充実させるためには、【努力】【才能】【運】の三要素がバランスよく必要なのですが、人知がおよぶのは努力だけです。かりに人生に影響する割合が均等だったとしたら、リア充になれるかどうかは努力以外の66%にゆだねられています。だから、リア充になれた人はとても幸運な人と言えるでしょう。
リアルが充実してない人間の方が圧倒的に多いのですから、この人たちの不満を解消するサービスの需要はとても大きいと思います。ラブ・ドールはそんな人に向けて開発された商品です。もしも、非リア充の究極の夢であるフルダイブ型のVRができたら大変なことになるはずです。爆発的に普及して、社会の価値観を180度変えてしまいます。
フルダイブ型のVRの前段階の技術として、雑談ができるAIがあると思うので、私が元気なうちに完成することを望みます。現実の厳しさに絶望した私は、もう努力することができません。孤独の解消はAIにまかせます。