アベノミクスが始まったころ、株価が上がって一時だけ消費が上向きましたが、その理由として、
【株価上昇による資産効果】
なんてのがあげられていました。でも、株をもっている人の割合って、日本人の1割くらいと言われているんですよね。だから、私は「ホントかしら?」と疑ってました。
それよりも、今のマイナス金利は悪い影響の方が大きいと私は思っているんですがどうでしょう?
生まれたときから不況だった若い人たちは知らないと思うけれど、かつては銀行の定期預金に預けるだけで、10年で2倍になったときもあったんです。
正規労働者として定年退職まで働けば、3千万円くらい貯金をつくれると思います。もしそれに、年1%の利息が付くようなら、働かずに毎年30万円手にすることができるわけです。そうなれば、
「家族で温泉にでも行こうかなぁ」
なんて考えたりしますよね?お金って、そうやって世の中をグルグル回るもんだと思います。だけど、今みたいな超超低金利じゃ、そんなことは絶対に考えません。
私はマイナス金利なんて多くの日本人にとっては冷たい北風で、消費を冷やしている一番の原因だと思っています。