朝の散歩のときの出来事です。
歩行者用信号機が青になったので、横断歩道を歩き始めました。すると、白いBMWにひかれそうになりました。
驚いてBMWの運転席を見ると、スマホを片手に持った女性と目が合いました。スマホの操作に気をとられて前を見ていなかったみたいです。
その場を離れ、しばらく歩いていたら、
『彼女みたいな人は、きっとうつ病にならないだろうなぁ』
と羨ましく思えてきました。
彼女はスマホを操作しながら車を運転することで、事故を起こす可能性が高くなっていることをまったく心配していません。つまり、将来を楽観できる人間なのです。
私は、もともと心配性だったのですが、うつ病になってから一層拍車がかかって将来を悲観するようになりました。
人には2種類のタイプがあるように思います。
①良いことだけ記憶して、将来に対して楽観的な人
②悪いことだけ記憶して、将来に対して悲観的な人
私をひきそうになった彼女は絶対にタイプ①です。このタイプの人はうつ病になりません。
私はというと典型的なタイプ②です。そのように考えると、私はなるべくしてうつ病になったという気がしてきます。
車にひかれそうになって、【楽観的】というのは立派な長所なんだなぁ、と思い至りました。