うつ病、無職の雑記帳

孤独です。しあわせになりたい。

私立小学校のクラス分け 朱に交われば赤くなる

お金持ちのお婆さんと話す機会がありました。

 

お婆さんには小学四年生の男の子の孫がいて、その子が勉強が嫌いで困っていると聞かされました。

 

通っている小学校の名前は聞けなかったのですが、庶民が通う公立ではなく、お金持ちだけが通える私立だそうです。

 

その私立小学校では、一年生から三年生までは成績を考慮せずにクラス分けするのですが、四年生からは成績順にクラス分けが行われるそうで、お孫さんは最下層のクラスに属しているそうです。

 

このことでママ(お婆さんからすれば実の娘)が激怒し、孫が勉強しないとその辺にあるものを手当たりしだいにつかんで孫に投げるそうです。そのおかげで、家の中に重苦しい空気がいつも漂っているとこぼしてました。

 

日本では、大多数の子供が社会から選別されるのは高校受験の時だと思います。そのときまでは、「自分は望めば何にでもなれる」と夢見ていられるのではないでしょうか。でも、私立小学校では四年生で、「お前は頭が悪い」と教えられちゃうんですね。少しかわいそうだな、と思いました。

 

でも、私立学校を魅力的に見せるためには、高い進学率を世の中にアピールするのが一番ですからこのクラス分け制度もやむなしと思います。

 

《朱に交われば赤くなる》

 

と言いますが、勉強する気のない子供が一人でもクラスにいると周りの子供に悪い影響を与えます。これを回避する一番の方法は、勉強する気のない子供を取り除くことです。

 

最近、公立の人気がなく、裕福な家庭の子供は私立に行くそうですが、これが原因の一つだと思います。公立の学校では、成績で生徒を差別することが難しいのでしょう。その結果、公立学校では成績の悪い子供がクラスメイトに悪い影響を与え、進学実績がふるわないのです。

 

小学校でも、中学校でも、高校でも良いのだけど、公立の学校で成績順のクラス分けをしている学校って日本に何校あるのでしょうか?この点について改革するだけでも公立学校の人気が上がると思います。