新聞を見ていたら、うつ病で仕事を辞めて、しばらく療養した後にシフォンケーキを自分で作って行商している人が紹介されてました。
社会復帰を考えたときに、その方は、
「もぉ、人に使われて働くのはムリだな」
と考えてシフォンケーキの行商に行き着いたそうです。
私もうつ病で仕事を辞めたので、何度も記事を読み返したのですが、
「これで生計が立つのかなぁ」
というのが第一の感想です。ただし、【人に使われて働くのはムリ】、というところには強く共感しました。
雇う側にしてみれば、従業員をなるべくこき使って、1円でも多く儲けたいのが人情です。元気だったときにはそれに耐えることができたんですが、うつ病になるとムリです。
とすると、自分で商売を始めるしかないワケですが、そのときに大資本が参入している分野でまともに競争しても勝ち目がないので、隙間産業か、大資本と差別化できる何か、となるわけです。
隙間産業で、パッと思いつくのが伝統工芸品の職人でしょうか。
大資本との差別化だと、一番多いのは飲食に関わる仕事のような気がします。
しかし、どちらも生計が立つまでになるのは難しそうです。人に雇われずにお金を稼ぐって、今はとっても難しい時代だと思うのです。