YouTubeを見ていたら、閲覧候補に《ゆたぼん》というワードがある動画がいくつも表示されるので、そのうちの一つを見てみました。《ゆたぼん》とは、
◎健康問題、いじめ、などの深刻な問題ではなく、単に勉強が嫌いという理由で小学生から不登校になった少年。
◎《不登校ユーチューバー》というキャッチコピーで動画投稿を始めた少年。
という背景を持つ少年で、この子供が詐欺をはたらいたことに対して大人たちがたくさんの批判動画をあげたようです。
なぜ批判されたかと言うと、《ゆたぼん》が、
「不登校の子供たちを元気づけるために日本中を回りたい。資金援助してほしい。」
と呼びかけて、クラウドファンディングで4百万円以上のお金を集めたにもかかわらず、実際はそのお金で車を買って父親に運転させて観光地へ行き、レジャーランドで遊んだり、土地の名物に舌鼓をうったりと資金流用して、散財してしまったからです。
この顛末を見て思ったのは以下の2点です。
①お金を稼ぐのは難しい。しかし、使うのもまた難しい。
②詐欺はだます方が悪いが、だまされる方も悪い。
まず①ですが、13歳のやんちゃな男の子には4百万円の使い方が分からなかったのでしょう。車を買って、父親とドライブして、名所観光するなんて、子供らしいじゃないですか。《ゆたぼん》に出資した大人たちは何を期待していたんでしょう?そちらの方が知りたいです。
次に②ですが、13歳のやんちゃな男の子の呼びかけに応じて出資した大人たちの自己責任は問われないのか、ということ。クラウドファンディングは立派な投資です。投資したお金が期待したリターンを生むかは自己責任において判断されたはずです。13歳の男の子に何ができるのか冷静に考えれば、投資すべきか否かは大人なら分かりそうなものです。私なら投資しません。