うつ病、無職の雑記帳

孤独です。しあわせになりたい。

真綿荘の住人たち

島本理生、文春文庫

☆☆☆

今どき玄関が一つで、管理人が食事を作って、寄せ集めの住人が食堂に集まって食事するような下宿って存在するのだろうか?まぁ、あったとしても絶滅危惧種でしょう。そんな下宿がこの物語の舞台です。

 

家族持ちが住めるような間取りではないので住人は若者ばかりです。一番年寄りでも30代前半です。

 

こんな設定なのにこの物語は恋愛小説です。

 

それもこじらせた恋愛だけが描かれています。

 

美人だけど発達障害の女の子に恋する男子大学生。

 

純粋すぎて天然ボケの男子大学生を好きになった女子大生。

 

中学生の時に強姦された経験から男がダメになり、今は女子高生と付き合っている20代の女。

 

中学生の時に強姦されたのに、その男を一途に愛する30代の女。

 

こんな人たちが一つ屋根の下に集まって共同生活しているなんて興味が湧きませんか?

 

それぞれの住人が自分の恋にどんな落としどころを見つけるのか、予想しながら読んでください。