YouTubeを見ていたら、人生相談の動画があって見ました。相談の内容は、
「大学生から小説家を目指して執筆を始め、卒業後も就職せずにアルバイトをしながら執筆をつづけました。新人コンテストへ投稿したり、ネットへ掲載したり手を尽くしましたが無名のまま45歳になりました。最近、親が急に老け込んで、その姿を見て私も弱気になり、自分には小説家になる才能がないのではないかと思うようになりました。私はこれからどうすれば良いですか?」
というものでした。
動画を上げている初老の男性は、
「アイドル、スポーツ選手、そしてあなたが目指した小説家など、これらの職業は努力よりもまず第一に才能が必要です。才能がなければ、どんなに努力してもムダです。そして、これらの職業を目指す人の人生は【勝ち】か【負け】にハッキリと分かれます。」
「あなたが大学を卒業したとき、あなたの前には2つの道がありました。多数派が選ぶ平凡なサラリーマンになる道と小説家になる道です。その分岐点であなたは小説家を選んだ。夢を追いかけることは借金することに似ています。あなたが夢を追いかけている間に多数派は社会経験だったり、貯金だったりをコツコツと積み上げていた。しかし、あなたは20年以上それをしなかった。才能がなかったと気づいた今、あなたはこれまでのツケ(借金)を払わなければなりません。このことを理解してもらえるなら、正社員になる職を見つけ、これまでのツケを少しずつ返していってください。」
と回答しました。私は、
『才能が必要な職業は、勝ちか、負けしかない』
『夢を追いかけることは借金をすることに似ている』
の2点について、このオジサンはうまいこと言うなぁ、と感心しました。
回答の最後に、オジサンは、
「人は追いつめられると一か八かの勝負に出やすいが、9割の人が悪い目を引いて状況を悪くする。へんなことは考えず、まじめに働いてください。」
とエールを送っていました。