新聞を見ていたら、
【不登校児童24.5万人、過去最多更新】
と見出しがつけられた記事がありました。
「子供の人数は減っているのに、不登校の子供は過去最多なの?」
と不思議な気持ちになりました。
文部科学省の発表によると、2021年度の不登校の小中学生は、24万4940人と過去最多を更新し、増加傾向が続いていて、全児童・生徒に占める割合も約2.6%に上昇したそうです。
自殺するくらい嫌いなら学校へ行かなくてもよい、という認識が世の中に広まって不登校になるハードルが下がったことと、社会全体が不寛容になる中で、学校でも変わった子供たちが生きづらくなっているのかな、と私は記事を読んで考えました。
だいたい、
【多様性を大事にしよう】
なんて大声で言わなきゃならないのは、それが実現してないからです。
集団を管理するためには所属する人間を均一にした方が管理しやすいため、締め付けを強化し、従えなかったり、そもそも能力の無い人間は排除します。この傾向は、私の体感では年々強まっている気がします。
でも、問題なのはこの子たちの10年後ですよね。子供のうちはこのような人間をマスコミや行政がサポートしてくれますが、大人になると社会に適用できないのは自己責任で片付けられてしまいますから。
それにしても、どうしてこんな世の中になってしまったんでしょう。