文部科学省が、
「無試験で入学できる小学校では生徒の約8%が発達障害だ」
と調査結果を発表しました。
この数字は私の体験とも合っているので、
「私のクラスにもそれくらい変わった子がいたな」
と思いました。
文部科学省は、これらの子供たちを手厚く指導していくと言ってましたが、問題はそこじゃないと思うんです。
私が小学生だった70年代には発達障害なんて言葉はありませんでした。それでも、変わった子は先生から特別なサポートを受けてましたから、70年代と今とで学校にいるときの発達障害児童の待遇に違いはないと思うのです。
本当の問題は社会に出たあとです。おそらく、保護される生活から、突然、自己責任の生活になっているんじゃないでしょうか。
私は、社会人になってから、仕事で上手くいかないことがあると、
「こんなに世知辛い世の中で、かつてクラスメイトだった変わった子たちは何をやって暮らしているんだろう」
とよく思ってました。
20代、30代の死因トップが自殺だったり、無敵の人の出現などは、変わった子たちへのサポートが突然打ち切られることと関係があるんじゃないかと思っています。