☆☆☆
古屋倫子、28歳、独身、恋人なし、身長167、体重56、年収250万円、というスペックの女性が主人公です。
倫子は何気なく手にした本に、
「結婚の適齢期はなくなりましたが、出産に適齢期はあります」
と書いてあったのを目にして驚きます。28歳になるまで知らなかったからです。
「えっ、出産に適齢期があるの!」
といった感じです。
そこから結婚について考え始めるのですが、凛子にはなぜ人が結婚するのか分からないのです。
倫子の容姿について書かれた箇所はないのですが、どうも平均以上の容姿を持っているようで、高校生の時に初体験を済ませ、そこから男が切れたことがありません。
一人の人と長く付き合う恋愛ではなく、2~3年で男がかわるという感じで過ごしてきました。
結婚する場合、私は3つの壁があると思っています。
①付き合うか否か?
②セックスするか否か?
③結婚するか否か?
ですが、倫子は①と②の壁が低いんです。①はないようなものですし、②も月イチで性欲を解消するためにセックスしてるのです。倫子自身、
「私のセックスは月イチで通うマッサージと同じ」
みたいなことを思っているので、特別なことじゃありません。
そうなると、
「結婚なんてしなくても生きて行けるしな」
となってしまってしまうのです。
結婚を考えるような男に出会ってないから私はダメなんじゃないか、と考えて会社の男を注意深く観察するのですが、
「どれもないな」
と結論し、ますます分からなくなってしまいます。
さて、こんな倫子がどんな結論を出すのか興味を持った方はいますでしょうか?興味を持った方は読んでみてください。