投資している資産の含み益が2千万円を超えました。
42歳で仕事のストレスからうつ病になり、自己都合退職に追い込まれ、廃人として2~3年過ごしました。
少し症状が改善したころから就活しましたが3百連敗でした。カット野菜を作る工場の清掃員や新聞に折り込みチラシを入れる仕事など、最低賃金で働く仕事ばかりに応募したにもかかわらず、です。
『私は日本に必要とされていない』
と分かりました。
しかし、毎日減っていく貯金のことが不安でした。
『何か収入を得なくてはならない』
と考え、投資を始めました。
そして、投資による含み益が節目の2千万円を超えた今、54歳の私は、貯金しておいてくれた20代、30代だったころの自分に感謝の気持ちでいっぱいです。
投資しようと思っても種銭がなければ始まりません。さいわい私は20年間の公務員生活で3千万円の貯金を作りました。
私は若いころ、貯金通帳を見て、増えていく数字を見ながらニヤニヤするような人間ではありませんでした。そんな私が貯金できたのは、物欲がなかったからです。
たばこ、お酒、と言った常習性のある嗜好品とも無縁でした。
離婚を経験したおかげで女性が怖くなり、その方面でもお金は使いませんでした。
唯一、お金をかけたことは年一回の海外旅行くらいでしょうか。そのおかげで、投資の種銭を人生の危機のときに持ち合わせていたのです。
【若いころはお金よりも経験を積め】
という人生の先輩もいますが、以上のような経験から、もらったお給料すべてを毎月使い切るのはいかがなものかと思います。よく言われる、
【お給料の1割は貯金する】
くらいは最低守った方が良いのではないかと思います。
お金があると必ず幸福になれるというわけではありませんが、お金は不幸な時に必ず役に立ちます。