22日にエヌビディアの決算発表があり、好決算だったためにエヌビディアの株は一日で16%も上昇しました。
エヌビディアの決算に注目が集まった理由は、エヌビディアの作る半導体がAIに必要不可欠だからで、AI産業の将来を予測するのに役立つからです。
その結果はエヌビディアの成長が続いていることを確認するものだったため、エヌビディア以外のAI関連企業にも株高が波及する形になり、アメリカの主要株価指数が最高値更新することにつながりました。
私は91年に社会人になり、IT革命の影響をもろに受けた世代ですが、その影響で目まぐるしく仕事のやり方が変わり、大変な思いをしました。
90年代中頃だったと思うのですが、インターネットに初めて接続し、ルーブル美術館のホームページを見たときに世界中と瞬時につながれることに感動したものの、その技術が10年後、20年後に社会の構造までも変えるものとは想像してませんでした。
AI革命はもっと大変なことになると思います。IT革命では仕事のやり方が変わることはあっても仕事自体がなくなってしまうということはありませんでした。もちろん、効率化されて部署全体の人数が減らされることはありました。
しかし、AI革命は仕事自体がなくなってしまうと思っています。AIを導入するコストと人件費が常に天秤にかけられて、AIを導入するコストが安ければAIに仕事を奪われることになります。このことから、現在、高給をもらっているホワイトカラーの人ほど失職の危険があると思います。
まぁ、私は10年以上前に世間から捨てられた棄民なので、いまさらAI革命の悪影響は心配してません。それよりもAI革命の波にうまく乗ることだけ考えています。