うつ病、無職の雑記帳

孤独です。しあわせになりたい。

笹井小夏は振り向かない

来夢という名の高校二年生の男子の目線で語られる青春群像劇です。

 

来夢はクラスではカーストの上位にいる男子です。ただし、何もする気がないのを理由にあらゆることに手を抜いています。反抗期の男子がよく口にする「かったるい」というやつです。

 

ギターとドラムの才能があり、器用に演奏するので彼女がいました。しかし、彼女との付き合いも「かったるい」が原因で破局します。でも、その元カノは来夢の周辺をうろついていて、未練があるみたいです。つまり、来夢は容姿にも優れています。

 

学校の成績が壊滅的にダメで、進級が危ぶまれたために親が家庭教師をつけます。その家庭教師が準主役とも言うべき名門大学の四年生である笹井小夏です。

 

はじめは反抗していた来夢が、勉強を見てもらううちに小夏に好意を持つようになり、本の中ほどからは小夏に振り回されるようになります。

 

他にもバンドのメンバーやバイト先の雇い主などのキャラが登場しお話が進んでいきます。

 

まとめると、男子高校生が5つ年上のお姉さんに恋をするお話です。

 

中学生や高校生のころに、年上のお姉さんに憧れた人、あるいは現在進行形で憧れている人は読むと共感できるかもしれません。人生のこの時期ならば、そういったことは珍しことではありません。

 

現在55歳の私が考えたことは、

 

「いつから年上の女性に興味を失ったか?」

 

でした。中学生のとき、女子高生がとてもお姉さんに見えてドキドキしたのを記憶していますが、ドキドキしなくなったのはいつかというのは記憶に残るようなものでないので思い出せません。とりあえず、30歳になったころに同年代の女性に性的魅力を感じなくなったのは覚えているので、そのころではないかと思います。

 

年上の女性に恋をするなんて、青春の美しい1ページです。若さは尊い