こざき亜衣、小学館
☆☆☆
高校の薙刀部を舞台にした漫画で、今の私が唯一、新刊がでるとすぐに購入している漫画です。
素敵な先輩たちに頼りっぱなしだった東島旭も2年生になり、後輩ができました。運動音痴な後輩に一年前の自分を見ているような気分になって、なんとかしてやりたい気持ちになる旭。強くて優しい先輩になってくれました。
これまでのお話では旭は落ちこぼれでも、腐らずにがんばる姿が描かれてきたのですが、14巻にしてその才能が開花しました。旭が活躍する前に漫画自体が打ち切りにならなくて良かった!それにしても、14巻まで読者を待たせるなんて、引っ張りすぎじゃありません?
仲良しの薙刀部ですが、そこは勝ち負けのある運動部、部員の間では色々な葛藤があります。試合に勝って一緒に喜んだり、公式戦で仲間と戦うことになって気まずくなったり、読んでいて自分も旭と同じ部の仲間になった気持ちになりました。
まだ《あさひなぐ》を読んだことがない方で、興味を持たれた方は、ぜひ1巻からお読みになることをオススメします。旭の成長物語なので、途中から読んでも物語に入り込めないと思います。
それにしても、巻を重ねるほどに旭が美人に描かれていく気がするのは私だけでしょうか?作者のこざきサンにこの辺のことを質問したいです。次号も楽しみです、こざきサンがんばれ!