監修:今泉忠明
著:丸山貴史
ダイヤモンド社
☆☆☆
とっても面白いです!図鑑と言いながら、挿絵がデフォルメされていて、可愛いのも良いです。
これまで、地球上に姿をあらわした生物種の99.9%は絶滅してしまったそうです。なので、失敗学のタネには事欠かないみたいで、色々な理由で種が絶滅してました。
一番多い理由が【りふじんな環境の変化】だそうで、この理由で絶滅していった生き物には、IT革命にうまく適応できず、職場で四苦八苦していた私は同情せずにいられませんでした。
また、地球ではこれまでに短期間のうちに70%以上の生物種が絶滅する大事件が5回起こっていて、それには【ビッグファイブ】なんてカッコイイ名前が付けられているのを初めて知りました。
とくに、約2億5800万年前~2億5100万年前に起こった大絶滅では、生物種の96%が絶滅したので、これを生き延びるには相当な強運が必要だったことでしょう。
最後に、これを読み終えて、ダーウィンの言葉が頭に浮かんだので、書いておきます。
①生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは、変化に最もよく適応したものである。
②有利な個々の変異を保存し、不利な変異を絶滅すること、これが自然淘汰である。