来月、誕生日がやってくる。とうとう50歳!
同窓生の中には病気や事故で亡くなった人がチラホラいる。つまり、人生折り返しなんて、とっくに過ぎてるってことです。
これまで、節目の誕生日には普段しないような贅沢をしてきました。
30歳の誕生日、オメガの腕時計を買った。
40歳の誕生日、チェロを買った。
そして、もうすぐ50歳。10月くらいから何を買うか考えているんだけど、何も欲しい物が思い浮かばない。というか、最近の私は終活モードで、持ち物を減らすことを意識した生活を送っているのです。
お店で商品を眺めるとき、まず頭に浮かぶのは、
『これ、捨てるときにお金がかからないかな?』
です。今や、粗大ごみを無料で引き取ってくれるところなんてありませんから。
物じゃないけど、実はあったらイイなぁ、と切実に望んでいるものはあります。でも、それはお金じゃ買えません。
欲しい物1=友だち
50歳で無職だと、普段、気軽に話せる友だちがまったくいません。同居しているのは、10分前に自分が何をしていたのか全く覚えてない認知症の母親で、対面していると気持ちが沈むばかりです。だから、私の気持ちを明るくしてくれる陽気な友だちが欲しい。
欲しい物2=仕事
誰からも必要とされてない状態というのは寂しい。だから、母の介護に差し支えない程度に働きたいと希望してます。けれど、これまで三百通くらい不採用通知をもらいました。人手不足って、どこの国の話?、って感じ。
おそらく、50歳の誕生日は小さなケーキを買って、それで終わりそうな気がしています。今から憂鬱でなりません。