商店街の衰退から考えたこと

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私が子供だった70年代、家から歩いて行ける所に個人商店がいくつもありました。そして現在、歩いて行ける範囲に個人商店は一軒もありません。

 

YouTubeを見ていたら、【なぜ、商店街が衰退したか】という動画があり、見たところ、

 

「なるほど」

 

と思うと同時に、私が公務員時代に感じていたことは80年代に始まりがあるんだと分かり、目から鱗でした。

 

私が物心ついた頃には商店街はすでに斜陽だったので、動画で繫栄していた時期があったと教えられたことにまず驚きました。そして、【なぜ、商店街が繁栄したか】の説明が私の心に刺さったんです。それは、

 

①戦後、日本の人口は増加していたため、雇用の場を増やす必要があった。
②学歴社会から落ちこぼれた人を救済するため、低予算で始められる個人商店を保護した。

 

の2つです。これらの理由から、政府が大資本が小売業に進出することを法律で禁じて、個人商店を守りました。

 

要因①ですが、人口が増えなくなって雇用を増やす必要はなくなりました。

 

要因②ですが、個人商店は経営効率が悪いため、消費者は高い値段で買い物をさせられて不満が高まったため、落ちこぼれの救済よりも消費者の希望を優先させて、小売業は現在の弱肉強食の時代へと至ります。

 

私の心に刺さったのが②の要因です。

 

私は91年に社会人になり、20年間公務員をやったんですが、その期間はIT革命と重なります。そのとき感じていたことが、

 

「これからは、頭の良い人しか普通に生活できない」

 

です。コンピューターを自在に操って見栄えのする書類を短時間で作れる人が役所では重宝されるようになったのですが、これは頭の良い人しかできないからです。

 

日本人は《愚直》という単語に悪い印象を持たないと思います。しかし、欧米では、

 

「まじめでも愚かな人はダメ」

 

となるそうです。もぉ、政府は学歴社会から落ちこぼれた人を守ってくれません。これからの日本人の《愚直》に対する意識は欧米人に近いものになるでしょう。