先月の評価損益の増減は
-1,432,168円/月
でした。
★先月の最優秀と最下位
最優秀)RTX
+9.9%/月
最下位)MSCI
-8.7%/月
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最優秀は防衛産業を営むRTXでした。巡航ミサイルトマホークを作っている会社です。株価が上がったのは、先月イスラエルで戦争が始まったことが関係しているかもしれません。
最下位はMSCIでした。金融情報サービスを提供する会社です。日本人でも知ってそうな株式指数だと《ACWI》を作っています。なんで下げているのかは情報がないので分かりません。
ウクライナ戦争が終わってないのに、イスラエルでも戦争が始まってしまって、世界情勢が不穏になっていることが株式市場に暗い影を落としています。
戦争は始めるのは簡単だけど、終わらせるのはとても難しいので当分こんな感じが続くのかな、と思っています。
投資を職業とされている方々の間では、日本を除く先進国の金利が天井に達したと認識されるようになってきました。
為替を安定させる手段として、
①為替介入
②政策金利の操作
の二つが上げられますが、日本は諸事情から②を封印しているので①だけで対応しています。その結果、現在の円安とそれを原因とする物価高騰を招きました。
円安のおかげで潤っている業界もありますが、日本を除く先進国が政策金利の引き下げに動いたらどうなるか考えてみた方が良いと思います。
日本を除く先進国が金利の引き下げを始めたら、急激な円高になるでしょう。そのときにも現在のように日本がマイナス金利をとっていたら、どんなに困っても①しか為替を安定させる手段がありません。
円高、円安、双方に利益を得る業界があって、一概にどちらが良いとは言えないのですが、急激な為替変動だけは国にとって有害であることは事実です。早めに政策金利を上げて、将来の世界的な金利低下に備えた方が良いと私は思います。
日本に、そんなこと出来ないと思う方は、国際分散投資を検討する必要があるでしょう。