二か月おきに薬をもらいに精神科へ通院しています。昨日がその日でした。
待合室に精神疾患の人が社会参加するための作業所のパンフレットが置いてありました。
一週間、他人と話すことがなく過ぎてしまうことが珍しくない私は孤独に悩まされていて、楽しく働けるのであれば時給500円でもイイなと思っていたので、パンフレットをもらって帰りました。
その作業所では総菜パンを作っていました。正社員の方が焼いたパン生地に焼きそば、フライ、あんこ、などなどを挟んで、包装までするのが仕事です。
勤務時間は1000から1600まで。健常者がするアルバイトと変わらない内容なのです。文字にはおこせない配慮がされているのかもしれませんが、勤務内容からは特段の魅力は感じられませんでした。
時給はいくらだろう?、と目をやると、
時給200円!
と表記されています。見間違いじゃないかと穴が開くほど見つめましたが、やっぱり200円です。
「これって労働搾取なんじゃない?」
と思いました。
いくら精神疾患がある人とはいえ、ひきこもり状態から外へ出てみようと勇気を出した人だから、まったくの役立たずではないと思うのです。でも、そのように思うのは私だけで、世間の精神病患者への評価は、時給換算すると200円なんですね。
私はいくらなんでも馬鹿にしすぎていると思って応募しませんが、こんな労働条件でも働く人がいるのだろうか?現実の厳しさを再認識しました。