あすにはなろう

思ったことをとりとめもなく書いてます。何のまとまりもありませんが、読んでいただけたらうれしいです。

みかんの花が咲く頃になると

私が今暮らしている家に来たのは10歳のときでした。そのころに庭に植えたみかんが46年たって高さ3メートルくらいの大きさになりました。

 

今、みかんの花が咲いていて、窓を開けると花の香りがします。この香りは私が小学生高学年から高校三年生までの記憶と強く結びついています。

 

それは五月病の記憶です。私は新しい環境に適応するのが苦手で、みかんの花が咲く頃にはいつも元気がなかったのです。だから、みかんの花の香りをかぐと憂鬱だったあの頃を思い出します。

 

56歳の今になって思うと、なんでそんな人間が国家公務員になんてなったんだって話です。3年ごとに人事異動があって、私の勤めていた省庁は巨大省庁だったので、そのたびに働く仲間と仕事内容がガラリと変わってしまうからです。

 

人間は自分ができることに目を向けがちだけれど、出来ないことにも真剣に目を向けた方が良いと思います。

 

とくに就職先を決めるときには、出来ないことは何か真剣に考えてください。出来ないことを我慢して長く続けていると体か心、あるいは両方を壊してしまいます。私自身、今、うつ病に苦しんでいるし、役所で潰れてしまった人を何人も見てきました。