うつ病、無職の雑記帳

孤独です。しあわせになりたい。

2020東京オリンピック備忘録

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やっとバカ騒ぎが終わった。私はうつ病なので、ハイテンションな人が苦手だ。オリンピック期間中にテレビをつけるとハイテンションなアナウンサーが絶叫しているので、昨日までなるべくテレビを見ないようにしていた。今日から平穏な日常へ戻ることを望む。

 

紆余曲折あったオリンピックも半年経てば、何があったのか誰も思い出せないだろう。そこで、備忘録として記録する。

 

☆誘致段階

①日本は、オリンピック選考委員にワイロを渡した。
②日本は、東京の夏は運動するのに最適な気候です、と噓をついた。

 

これらのことは世界中に、

 

『日本は目的のためなら、嘘や違法行為も平気で行う』

 

というイメージを与えた。

 

☆準備段階

①開催費用が膨らみ、はじめに予定されていた金額のおよそ3倍になった。

 

私も役人をやっていたので膨らむと思っていたが、ここまでとは驚いた。役人の世界では、

 

『予算獲得のコツは、小さく生んで大きく育てる』

 

と教わる。はじめから馬鹿正直に予算計上すると予算が認められないからだ。それよりも嘘をついて少ない金額を申告し、あとはなし崩し的に追加予算を要求するのが定石だ。それにしても3分の1で予算申告するとは!

 

☆そして、強硬開催へ

①オリンピック開催直前、東京でコロナウイルスの新規感染者が急増した。

②オリンピック開催期間中に東京で感染爆発がおきた。

③開催期間中、東京は連日の真夏日だった。

 

コロナウイルスの感染拡大でマスコミは、

 

『オリンピックは中止した方が良い』

 

という意見を発信していた。これを受けて、オリンピックは無観客開催となったのだが、いざ始まってみると、マスコミはきれいに手のひら返しをして、連日、オリンピックを称賛する記事や番組で一色に塗りつぶされ、コロナウイルスに関する報道は申し訳程度になった。

 

開会式の日のコロナウイルス新規感染者数と閉会式の日の新規感染者数を比べるとおよそ5倍に増えた。(約1千人→約5千人)

 

感染力の強い変異ウイルス(デルタ株)が流行したせいもあるが、連日のようにマスコミがオリンピック報道を流し続けた結果、お祭り気分が蔓延して大衆の気が緩んだことも原因の一つと私個人は考える。

 

開催期間中、日本は連日の猛暑で、たくさんの選手が熱中症で競技を棄権した。このことにより、世界中のマスコミから、

 

『こんなに暑いオリンピックは初めてだ。日本は噓つきだ。』

 

と非難された。

 

最後に私が今思っていることを記す。日本でオリンピックは未来永劫やらないでほしい。税金を使って大衆に娯楽を提供する必要はない。そんなことは民間でやれば良い。オリンピックは、しょせんスポーツイベントなんだから、やりたい奴らが身銭を切ってやればよいのだ。