いつも見ているブログで、
「SBI証券が信託報酬0.66%のラップ口座を新設したので買ってみる」
という記事を目にしました。
1万円から始められて、人工知能が資産配分を決めるみたいです。ラップ口座というより、ロボアドバイザーに分類される商品かと思いました。
でも、従来のロボアドバイザーの信託報酬がどれも年1.0%前後だったので、ロボアドバイザーの世界でも価格競争が始まったなと感じました。
私もかつて人工知能の可能性に夢を見て、ゴールドマンサックスが販売した、人工知能が先進国の株式を運用するアクティブファンドを持っていたことがあります。
ただ持っているだけでは優秀かどうか分からないので、
《eMAXSI Slim先進国株式インデックス》
という先進国全体の株に投資するインデックスファンドも一緒に買って、比較しました。
1年ちょっと運用成績を見ていたんですが、結果に大差はありませんでした。というのも、
ゴールドマンサックスの商品=信託報酬年率1.5%
eMAXSI Slim先進国株式インデックス=信託報酬年率0.109%
なので、人工知能が良い銘柄を選んでも信託報酬で相殺されちゃうみたいです。
あと、長年相場を見て感じたことは、株に限らず市場で取引される商品には、将来の値段も加味されて値付けが行われているということ。ですから、市場参加者全員を出し抜いて、一人だけ儲けるというのはとても難しいことです。
【市場で付けられている値段は常に正しい】
と思っていた方が、金融機関の宣伝に乗せられて変な商品を買うことなく、心安らかな資産運用ができます。だから、資産運用の主軸はインデックスファンドが良いのでしょう。