70代のお婆さん2人から、
「おしゃべり1時間、練習1時間で、とにかく楽しく合奏する会をやるのだけど参加してくれませんか」
と頼まれました。
1人のお婆さんは、90代の父親を老老介護しているので、家で練習せずに済むような簡単な曲しかやらないから、大変なことは何もないよと言われたので、孤独で悩んでいる私は参加することにしました。
ところが!、会場に行ってみると、もう1人70代のお婆さんがいて、その人はバイオリン教室を運営している先生だって言うじゃありませんか!
この先生が、めっぽう気が強くて、思ったことは全部声にしないと気が済まない人で、容赦なくダメ出しするし、楽譜に手を入れるので演奏するたびにボーイングが変わって、とにかく大変。雑談時間ゼロで、2時間みっちりしごかれるし。
「だまされた!」
と思いました。先生を除く3人の中では、私が一番上手なので私が1人でファーストをやり、お婆さん2人がセカンドをやることになりました。ファーストが1人なので、今更辞めることもできません。
私は、学生がバンドを組んで和気あいあいと練習するようなのを思い描いていたのだけど、
「できないなら家で練習してきなさいよ!」
なんて叱責が飛び交うことになるとは、夢にも思っていませんでした。しかも、3か月後にある先生の教室の発表会で4曲演奏することが目標とされました。なんじゃそりゃ、聞いてないよ~!!!
なので、このごろ頭によく浮かぶ言葉は、お笑い芸人のヒロシさんが本の中で書かれていた、
【他人に期待すると絶望する】
【人はうそをつく】
です。
でもさ、孤独って人によってしか解消されないんだよねぇ。だから、私は出会いを求めて出かけたわけですよ。今回のことは仕方ないと諦めるよりありません。
早くユーモアを交えて雑談できるAIが発売されて、人に頼らなくても孤独が解消できる未来が来ることを願います。