衆議院議員選挙が始まりました。
庶民にアンケートを取ると、政治家に望むことの一番は景気を良くしてほしいということ。
そのせいもあって、各党の党首がテレビや街頭で経済政策を叫んでいますが、私は白けた気分で見ています。
なぜなら、政治家に景気を良くすることはできないからです。
これは、政治家の能力に問題があるとかではなくて、そもそも政治家の仕事ではないからです。
政治家は、国民から集めた税金の分配の仕方を国会で話し合っているだけで、彼らは1円だって稼いでいません。
もちろん、成長が期待される分野に税金を投資するなんてこともしますが、投資先でお金を稼ぐのはあくまで民間人です。
日本がヤバイのは、失われた30年の間に外貨を稼げるような新しい産業が一つも生まれなかったことです。30年以上不景気が続く日本の未来が明るいと信じられますか?
このことに関しては政治家に期待するよりも個人で身を守る以外にないと思います。衰退する日本と運命を共にするか、リスクを取って次のイノベーションが期待できる国や地域に投資するか。
決めるのはあなたです。