私は42歳のときにうつ病で仕事を辞めて無職になりました。それから12年経ちましたが、その間、泊りがけで旅行に行ったことはありません。
うつ病で仕事を辞めた人のほとんどは、自分が経済的に破滅するんじゃないかと不安になるそうです。私もこれに該当し、節約生活を徹底させたため、旅行は我慢してきました。
こないだ、ネットニュースを見ていたら、生活保護者たちがデモ行進して、「給付金を上げろ!」と叫んでいたのですが、その中に、
「たまには旅行くらい行かせろ!」
なんて馬鹿なことを叫んでいる人がいました。
動画が貼り付けてあったので見たのですが、メンバーは30代から50代といった感じです。なんらかの理由で働けなくなって生活保護という感じはなくて、元気に歩いてデモ行進してるくらいなので、働きたくないから生活保護を受給している人たちのようです。
つまり、ただのニートじゃないかと思うのです。ニートはお金を使わずにヒマをつぶせる人でなければなったらダメです。それと、《欲》が強い人もニートになれません。世の中、何をするにもお金がかかるからです。
そして、叫びながらデモ行進する人たちを見てダメ人間ばかりだと思いました。自分たちが食べさせてもらっているってことを忘れてしまっているからです。彼らがもらっている給付金は、元はと言えば労働している人たちから集めた税金です。
私は労働している人の9割は食べるために仕方なく労働していると思っています。そんな人たちが、「旅行に行きたい!」なんて叫ぶニートを応援するでしょうか?しないと思います。
森の中にある大きな石をひっくり返すと変な虫がいますよね?「この虫は何を食べて生きているんだろう?」と不思議な気持ちになりますが、ニートはそんな石の裏の虫みたいに生きていかなきゃダメです。日の光の下に出てきてデモ行進なんてしちゃいけません。