うつ病、無職の雑記帳

孤独です。しあわせになりたい。

結婚して、離婚して、分かったこと

これから初めて結婚する男性に向けて私の体験談を書きたいと思っていたのだけど、どこから手を付けたら良いのか考えがまとまらず、書き始めたら本一冊くらいの文字数になりそうで躊躇してきました。

 

ただ、私のような被害者がこれから少なくなれば良いなと思う気持ちもあり、気力(私はうつ病なので物事を始めるときにとてもエネルギーを消耗する)があるときに断片的にでも書いてみることにしました。

 

結婚相手と経済感覚があまりにも違うと、その結婚はいずれ破綻します。

 

私は国家公務員で妻は埼玉県職員でした。夫婦で公務員なんて、最強のパワーカップルじゃないかと世間的には評価を受けそうです。しかし、たくさんもらっても全部使ってしまっては意味がありません。

 

結婚してみて初めて分かったのですが、女性がきれいな身なりをしているということには膨大なお金がかかっています。

 

妻は、仕事に着ていくスーツは一年前の物は恥ずかしくて着れないとのことでワンシーズン着たらゴミの日に捨ててました。

 

同じように回転が早かったのが靴です。オフィスで働く女性の靴を見てください。いつもピカピカで綺麗でしょ?靴なんてすぐに草臥れるのに不思議だなと思えたあなたは探偵になれる観察眼があります。私は結婚してから知ったのですが、妻は少しでも草臥れた靴はすぐに捨ててました。

 

さらに、妻は靴が大好きで三万円くらいする靴を毎月一足のペースで買ってきました。そのため、常時二十足くらいの靴があり、押入れの一画は妻のシューケースで占領されていました。

 

妻は鞄も好きでした。これは地雷だと思って、いくらしたのかは聞けなかったのですが、ボーナス全額つぎ込んで買ったバックもあるようで、その数は十個くらいあったように思います。安い物でも十万円くらいしたみたいなので、質屋に全部もって行けば百万円くらいになったはずです。

 

妻は旅行が好きでした。とても自由に休みが取れる職場みたいで、夏休みにヨーロッパ、冬休みに東南アジア、春と秋に京都へ旅行に行ってました。その間、私は独りでお留守番なので、「これで結婚したといえるのか?」と自分が情けなくなり、結婚した後も独身時代の生活を続けたいという彼女の姿勢に疑問を持ちました。

 

妻は美容が好きでした。美容に良いと知ればお金に糸目はつけませんでした。シャンプー、リンス、コンディショナー、一つ一つが6千円するものを使っていたので、「お風呂にある私のシャンプー等を使うな」と厳命されてました。その他、基礎化粧品というのでしょうか、そういった物に月二万円はコンスタントに使っていました。エステにも月二回くらいのペースで行ってましたが、これも地雷と判断し、いくらするのか聞いたことがありません。だから、かかる費用は不明ですが、まさか一回千円なんてことはないでしょう。

 

妻は外食が好きでした。付き合っていたときは、「いろんなお店を知っていてすごいな」くらいにしか思っていなかったのですが、結婚後も女友だち同士で月四回くらいの頻度でお食事会へ出かけてました。結婚前にデートしてくれていた頃の感覚で想像するに一食五千円前後使っていたんじゃないかと思います。

 

これだけ消費社会にどっぷり浸かった女が貯金なんてできるわけもなく、妻は当然貯金ゼロ。離婚したさい、妻はまだ二十代後半だったので、世間的には平均的な二十代の消費行動だったのかもしれませんが、私は、

 

「私の妻は、結婚したという意識がなさすぎ」

 

と考えておりました。それとなく注意すると、

 

「私が稼いだお金を何に使おうと私の勝手だ」

 

と言われ、その後一週間くらい口をきいてもらえなくなるので諦めました。

 

テレビやネットのコマーシャルを見ていると女性の購買意欲を煽るものが氾濫していますが、それは私の妻だった人のような消費行動が裏付けとしてあるからです。

 

それなのに離婚の際には、結婚していたときの貯金は夫婦二人の財産とか言い出して、これで揉めるとこの女と離れるのが先延ばしになると判断して、泣く泣く私がコツコツ貯めた貯金を半分渡しました。

 

女性の欲望は底なしです。