うつ病、無職の雑記帳

孤独です。しあわせになりたい。

2017-01-01から1年間の記事一覧

これは経費で落ちません! 経理部の森若さん

青木祐子、集英社オレンジ文庫☆☆☆現実社会ではお金がなければ何もできませんから、お金の流れを精緻に追跡できれば、個人のみならず国家でさえ、行動を全て把握できると私は思っています。 会社でこの役割を担うのが経理部です。あらゆる部署からあがってく…

核シェルターなんてムダ、無駄、むだー!!!

ゼネコンとつながりの深い国会議員たちが、北朝鮮危機を口実にして、税金を使って核シェルター建設を目論んでいます。転んでもタダでは起きないたくましさに感心するばかりです。 でもですね、冷静になって考えて下さい。北朝鮮から発射された弾道ミサイルっ…

かんかん橋の向こう側

あさのあつこ、角川書店☆☆☆山間の小さな温泉町、津雲で暮らす普通の人たちの日常を描いた物語です。【津雲】でネット検索してみたのですが、ヒットする地名はありませんでした。しかし、登場人物たちが話す方言や会話の内容から、中国地方の人口減少が問題に…

ヒガンバナ

さいたま市でヒガンバナが咲きました。 ヒガンバナは、私にとって秋の始まりを知らせる花です。 今年もなんとか夏を乗りきることができて、「ホッ」としています。

あの会社はこうして潰れた

藤森徹、日経プレミアシリーズ☆☆☆本書は帝国データバンクで働いていたサラリーマンによって書かれたものです。そのため、客観的な事実と、著者による簡単なコメントが記載されているだけで、倒産にまつわるドロドロした人間ドラマは一切ありません。 大企業…

少女霊異記

高樹のぶ子、文藝春秋☆☆☆主人公は高畑明日香(22)。短大を卒業後、薬師寺で非正規職員として働いています。 明日香の愛読書は《日本霊異記》です。日本霊異記は奈良時代の終わりから、平安時代の始まりにかけて活躍した景戒というお坊さんが、当時巷で語…

さいたま市の夏は終わりました

私の部屋にはエアコンがありません。ですから、夏の間はずっと、汗をダラダラ流しながら部屋でジッとしています。 なかでも悩ましいのは、就寝するときです。もともと寝つきが悪く、睡眠薬に頼っているような人間なのに、蒸し暑い部屋ではなおさら眠ることが…

201709運用報告

世界的な株高が終わってしまったようです。長いこと赤字の、インドへの株式投資が、もう少しで黒字になるところだったので残念です。 8月7日に富士フイルムを買いました。粉飾決算で株価が下がっていますが、高い技術力がある会社なので、今回のことで有害…

マタタビ潔子の猫魂

朱野帰子、MF文庫☆☆☆主人公は、どこにでもいる普通の派遣職員、田万川潔子(たまがわきよこ、28歳)です。潔子は薄幸体質で、目立たないように注意して暮らしているのに、不幸をもたらす禍々しいものを次から次へと引き寄せてしまいます。 それでも、生…

スイングアウト・ブラザース

石田衣良、光文社☆☆☆二流私立大学を卒業して11年目、33歳になった冴えない三人の男の物語です。女性が男性を馬鹿にするときに使う言葉で三人を紹介すると、 おたく・・矢野巧はげ・・・小林紀夫でぶ・・・堀部俊一 となります。 この三人は大学で出会っ…

私の嫌いな探偵

東川篤哉、光文社☆☆☆コメディでありつつ、本格的な推理小説でもあるという、たいへん面白い本です。 関東地方の海沿いのどこか遠くにある街、烏賊川市という地方都市を舞台におこる殺人事件をボケとツッコミを交えながら解決します。主な登場人物は二人です…

夏美のホタル

森沢明夫、角川書店☆☆☆恋人同士の若い男女二人が、バイクのツーリング中にトイレを借りるため立ち寄った雑貨屋の主人と交流を深めていくお話です。 雑貨屋《たけ屋》は街からは遠く離れた寂しい集落にあります。たけ屋には小さくて可愛らしいお婆さん(ヤス…

ネコと昼寝 れんげ荘物語

群ようこ、角川春樹事務所☆☆☆私が大好きな《れんげ荘シリーズ》の第三弾です。今回もとても面白く、一日で読み終わってしまいました。 主人公のキョウコは会社勤めが嫌になって、私は職場の重圧からうつ病になって、と理由こそ違えども20年以上勤めた会社…

ホノカアボーイ

吉田玲雄、幻冬舎文庫☆☆☆サンフランシスコの大学に通っていた玲雄(24)が旅行で立ち寄った、ハワイ島にある日系人たちが住む小さな村(ホノカア)で、映写技師のアルバイトを幸運にも得て、大学を休学し、短期間、ホノカアで暮らす姿を描いた物語です。 …

リケコイ。

喜多喜久、集英社文庫☆☆☆恋愛スキルのない修士課程の男子大学院生が、同じ研究室に入ってきた大学4年生の女子に片想いしてしまうお話です。恋に恋して苦しむ男子学生を描いた物語として私は、 《太陽の塔、森見登美彦》 を思い出すのですが、《リケコイ。》…

僕は君の涙

私はうつ病になってから、光、音、臭いなどの刺激に弱くなってしまい、そういった物から距離を置くようになりました。そのため、音楽はまったく聞かなくなりました。 しかし、近所のリサイクルショップで太田裕美さんのベストアルバムを見つけてしまい、懐か…

マスゴミと世間

読売新聞の朝刊トップに、東京大学で再び論文不正が行われたと報じられていました。 私は無職なので、昼食は自宅でワイドショーを見ながら食べています。 「東大教授による論文不正はどの程度の扱いになるんだろう?」 と興味があったのですが、どこのテレビ…

うつ病と夏

私の部屋にはエアコンがありません。猛暑日になると室温は35℃を超えます。ですから、毎年夏はダラダラと汗を流しながら、ひたすら夏が早く終わるのを祈ってジッと動かずにいます。 しかし、今年の関東平野は気象庁が梅雨明け宣言をしてからも梅雨のような…

201708運用報告

テレビ東京の番組で紹介されたのを見て買った 《ひふみ投信》 ですが、ドンドン上がります。日経平均が2万円あたりでモタモタしているのを考慮すると、素晴らしい成績です。ちょっと怖いくらいです。

青のオーケストラ 1巻

阿久井真、小学館☆☆☆私は長いことバイオリンを練習していたので、バイオリンを持った美少年が表紙に描かれていたというだけで、買ってしまいました。 読んでみると、もちろん表紙の美少年が主人公だったのですが、ネクラで、不器用で、運動音痴だったので、…

貝殻チェリー

青山こはる、講談社☆☆☆絵のない少女漫画です。 主人公は沢村夏美(16)、明るく、活発で、読書が趣味の高校生です。 そんな夏美が、本当は優しいくせに悪ぶっている不良少年と、一見するとまじめそうな少年という、違うタイプの男の子を同時に好きになって…

だいじな本のみつけ方

大崎梢、光文社☆☆☆小学校4年生から中学生くらいまでを対象に書かれた児童書です。 本を読むことが大好きな中学二年生の野々香が、本を触媒にして友情を深めたり、それまで無関係だった人と人との縁を取り持ったりする物語です。たくさんのキャクターが登場…

星間商事株式会社社史編纂室

三浦しをん、ちくま文庫☆☆☆①民間企業はお金儲けが仕事である。②人的資源には限りがあり、有能な人材の割合は少ない。 こういった現実があるなか、重要な部署へ優先して有能な人を配置していくと、お金儲けにならない社史編纂なんてことをやっている部署には…

サピエンス全史 上

ユヴァル・ノア・ハラリ、河出書房新社☆☆☆テレビや新聞で評判になっていたので、買ってみました。 学術論文を読むほどの忍耐は必要ありませんが、学者が書いた本なので表現が回りくどいため、大衆文学を読むような気軽さで読み始めると挫折するかもしれませ…

AIブレインを買った

GSグローバル・ビッグデータ投資戦略(愛称:AIブレイン)を買いました。 私は無職で、うつ病なので繁華街には滅多に近寄らないため、景気が良いのか悪いのか、実感する機会はありません。しかし、新聞を読んでいると、日本を除く先進国の中央銀行の総裁…

メアリと魔女の花

学校が夏休みになって、子供たちが平日の映画館に押し寄せる前に《メアリと魔女の花》を見てきました。 対象年齢は小学生以上だと思いました。小難しい話は一切ないし、エロ、グロともにありませんので、子供に見せて安心のアニメ映画です。 ネット上では、…

もしも、北朝鮮が弾道ミサイルを日本に撃ったら

たまたまテレビで、北朝鮮の弾道ミサイルに対する避難訓練の様子を見ました。とっても違和感をおぼえました。 まず、避難訓練をしている場所です。そこは日本海側にある過疎に悩む県でした。私が北朝鮮の王様である金さんなら、ミサイルは人口密集地に落とし…

エヴリシング・フロウズ

津村記久子、文藝春秋☆☆☆主人公は中学三年生の山田ヒロシ。背は低い方で、帰宅部、成績は中の下くらい、何かに熱中している様子はなく、クラスでは目立たない平凡な男子です。そんなヒロシの中学生活最後の一年を物語にしています。 理由もなくイジメられる…

吹部!すいぶ

赤澤竜也、飛鳥新社☆☆☆絵のない少女漫画だと思ってもらえれば間違いありません。 東京の八王子にある高校の吹奏楽部を舞台にした爽やかな青春小説です。と言っても吹奏楽の強豪校ではなく、物語の始まりでは廃部の可能性もある情けない感じの吹奏楽部です。 …

201707運用報告

2017年も半分終わってしまいましたね。 去年の11月、トランプ大統領が誕生したときには、 「2017年は荒れた相場になる」 と予想したのですが、株も為替も平穏なままで「ホッ」としています。